フリーランスになると”社会的な信用”がなくなるって聞いたんですが…
具体的にはどんなところで影響があるんですか?
Mさん、こんにちは!
まず、”信用”が影響するのは、たとえばクレジットカードの発行や車や住宅のローンを組むときに影響があります。
今回は、”フリーランスの社会的な信用”について、”社会的な信用を得る方法”も交えて解説していきますね!
クレジットカードやローンって、結構影響ありますね…
知っておきたいので、ぜひ解説してください!
「フリーランスには、”社会的な信用”がない」
こんなことを聞いたことはありませんでしょうか?
以前の記事では、フリーランスの老後問題や健康保険について解説しました。
しかし、フリーランスに影響のあることはそれだけでなく、”社会的な信用”にも影響があります。
フリーランスの”社会的な信用がどれだけの影響があるのか”を具体的に知っている人は多くありません。
この記事では、そんな”フリーランスの社会的な信用”について、”社会的な信用を得る方法”も交えて解説していきます。
あなたがもしフリーランスとして活動されている、あるいはフリーランスへの転身を考えているのであれば、この記事は絶対に読んでおくべきです。
あなたの将来について、お金の知識を身につけていきましょう!
フリーランスの社会的な信用は会社員・公務員ほど高くない
一概にはいえませんが、フリーランスの社会的な信用は会社員・公務員と比べると高くありません。
これは、とくに収入面が原因です。
会社員や公務員では、職場から安定的かつ継続的な給与=収入が見込めます。
そのため、会社員や公務員の社会的な信用が高くなります。
一方、フリーランスでは、クライアントからの案件単位の仕事も多いため、安定的かつ継続的な収入が見込めません。
このことから会社員・公務員と比べると社会的な信用は高くないのです。
ただ、会社員や公務員でも、クレジットカードの支払いを延滞していたり、無闇やたらにキャッシングを行っていると社会的な信用は低くなりますのでご注意くださいね!
社会的な信用はどんな場面に影響があるのか?
そもそも、この”社会的な信用”とはどんな場面に影響があるのでしょうか?
結論からいえば、主に次の場面で影響があります。
・クレジットカードの発行
・車や住宅のローンを組む
カンタンに解説していきます。
クレジットカードの発行に影響あり
1つ目の場面は、クレジットカードの発行です。
クレジットカードの発行にあたっては、返済能力も踏まえて確認をするため勤務先などの情報が必要となります。
フリーランスの場合、先ほど解説している安定的かつ継続的な収入がありません。
そのため、審査するにあたり、返済能力が低いと判断されるケースもあるそうです。
ただ、クレジットカードであれば、余程のことがない限りは審査は通ります。
そこまで心配することはないと思いますね。
車や住宅のローンを組むときに影響あり
2つ目の場面は、車や住宅ローンを組むときです。
車や住宅などのローンを組む場合も、クレジットカード同様に返済能力も含め、年収や勤務先、家族構成、他社の借入状況などの情報が求められます。
この点は、クレジットカードの発行と同じで主に収入面において安定的かつ継続的な収入があれば問題となりません。
ただ、クレジットカードよりは審査は厳しくなりやすいので、ローンを検討の際はご注意くださいね!
フリーランスが社会的な信用を得るには?
ここからは、”フリーランスでも社会的な信用を得るための方法”について解説していきます。
僕が思うに、次の3つを意識すれば信用を得ることができます。
・収入を上げていき、確定申告で収入を証明する
・法人化や起業で信用をつくっていく
・信用が低くなるようなことをしない
それぞれ確認していきましょう。
収入を上げていき、確定申告で収入を証明する
1つ目の方法は、収入を上げていき、確定申告で収入を証明するという方法です。
当然ではありますが、収入が安定的かつ継続的で返済能力がある人と判断されれば信用は高まります。
非常にシンプルでわかりやすい方法ですね。
確定申告を行ったうえで納税を行っていれば、社会的な信用は担保されていきます。
確定申告書の控えがあれば、収入の証明書として活用できますのでぜひ置いておきましょう。
他にも税金関係の書類で収入を証明することができます。
・納税証明書
・所得税課税証明書
・住民税課税証明書
法人化や起業で信用をつくっていく
2つ目の方法は、法人化や起業で信用を作っていくという方法です。
法人の場合は、定款や登記簿謄本で会社情報を開示することになります。
会社の資金状況や経営状況などの開示により、社会的な信用は個人で活動するフリーランスと比べ高いです。
クレジットカードやローン以外にも、取引先の規模も大きくなり、活動していく幅が広がるというメリットもあります。
活動の幅を広げていきたい人は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
信用が低くなるようなことをしない
3つ目の方法は、信用が低くなるようなことはしないという方法です。
あえて解説するかが迷いましたが、念のため解説します。
これは具体的には次のようなことをしないということです。
・クレジットカードやローンの支払いを延滞する
・無闇やたらにキャッシングする
これらは、フリーランスに限らず会社員や公務員でも社会的な信用が低くなることです。
より大きな資金が必要になった際のローンなどでこれらのことがあれば審査は通りづらくなります。
当然ですが、注意しておきましょうね!
独立前であれば、会社員・公務員のときに対応しておく!
もし、この記事を読まれているあなたが”フリーランスとして独立する前”であれば、今のうちにクレジットカードの発行やローンを組んでおくことをおすすめします。
独立した直後は、どうしても社会的な信用は低くなります。
しかし、先ほど解説したような方法を取るためには、時間が必要です。
・クレジットカードが全くない人
・車や住宅の購入を考えている人
であれば、社会的な信用が担保されているうちに対応しておきましょう。
会社員や公務員として働く特権ともいえますので、活用できるうちに手を打っておくことも1つの戦略ですよね。
まとめ
この記事では、”フリーランスの社会的な信用”について、”社会的な信用を得る方法”も交えて解説しました。
社会的な信用は、あなたの生活にも影響があることとなります。
フリーランスとして活動するのであれば、この”社会的な信用”の壁に当たることも少なくありません。
そのような壁にあたらないようにしておくためにも、打てる方法は事前に打っておきましょう。
結局のところ、そのような細かなことがあなた自身のフリーランスの活動を成功へと導いてくれます。
あなたのライフプランを豊かにするためにもこのような”お金の知識”は身につけておきましょうね!
フリーランスと会社員の健康保険の違い
・会社員・公務員に適用される医療制度=”健康保険”
・フリーランスなどに適用される医療制度=”国民健康保険”
フリーランスが加入できる健康保険は”国民健康保険”以外にもある
・特定の仕事の人が加入できる”国民健康保険組合”
・前の職場の健康保険を継続できる”任意継続被保険者制度”
・健康保険の被保険者である家族がいた場合、健康保険の”被扶養者”
国民健康保険の手続き
・手続きに準備するものは事前に確認しておこう
・期限内に申請できれば、郵送でもどちらでも
・健康保険の資格喪失日から14日以内に申請しよう
ちなみに、以前に解説して記事については、以下にまとめておきますので併せてお読みくださいね!
これらもフリーランスにとって必要不可欠な知識になりますので、必見です!